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『ペットたちの口の中』


普段、愛犬や愛猫の口を開けて中を覗いてみる機会は少ないかもしれません。実はこの「口を開けて観察する」という行為は大変重要な意味をもっています。大人になってから始めると咬まれてしまうこともあるので、幼いうちから習慣づけておくとよいでしょう。

[健康管理の観点]
口の中の様子から病気の手がかりを得られることがあります。


歯茎の色

健康であればピンク色をしています。歯周病になると赤く腫れ、貧血では淡いピンクに、黄疸では黄色みがかったピンクになります。

歯石の蓄積

歯周病や口臭の原因になります。

腔内腫瘍

色や形、固さは腫瘍の種類によって様々ですが、急速に大きくなるもの、黒くて盛り上がっているものは特に注意が必要です。

[飼育管理の観点] 
口を開ける事に慣れている犬猫は薬を飲ませやすく、確実な投薬ができるので治療の幅が広がります。また、投薬する側とされる側双方のストレスを最小限に抑えることができます。
さらに、嫌がらずに口を開けることは服従訓練にもつながります。正しく動物をコントロールする一助となることでしょう。

『歯石除去(スケーリング)』


 歯垢と歯石
歯垢は口腔内細菌や食べ物のカスでできた膜のようなものです。この歯垢が石灰化すると、石のように固い歯石になります。
歯垢は水洗や歯磨きで落とす事が出来ますが、歯石は専用の道具を使わなければとれません。

 たかが歯石と侮るなかれ 
溜まった歯石は口臭や歯周病の原因になります。歯周病が進行すると歯茎の内部に膿がたまったり、さらには顎の骨を溶かしてしまいます。
また、歯石は口腔内細菌の温床にもなっており、細菌が血流にのって全身状態を悪化させることもあります。

 歯石除去の実施時期
歯石除去には治療を目的としたケースと、口腔内の衛生管理を目的としたケースがあります。必要に迫られる前者と比べて、後者の場合には「いつ実施するかが悩み所」ではないでしょうか。
エサを食べにくそうにしている、口臭が酷い、といった症状がみられてからでも遅くはありませんが、全身麻酔による処置ですので年齢が上がるほどリスクも高くなります。加えて、時間が経つほど歯周病は進行します。

スケーリングについて悩まれているオーナー様は、是非スタッフにご相談ください。個別の状況に応じた適切なアドバイスができるかと思います。

『歯石除去(スケーリング)Q&A』


Q 入院は必要ですか?
 ⇒A_通常は日帰り〜1泊入院です。

Q 麻酔をかけるのですか?
 ⇒A_口腔内の検査と処置を行いますので、全身麻酔による処置になり
  ます。そのため、処置予定日の前日から絶食・絶水をしてください。

Q 高齢でもできますか?
 ⇒A_術前検査で問題がなければ可能ですが、獣医師とよくご相談くださ
  い。

Q 歯石除去の際、抜歯をするって本当ですか?
 ⇒A_大きく揺らいでいる歯は抜いてしまいます。残しても痛みの原因に
  なります。



Q 歯石除去はどのように行うのですか?
 ⇒A_呼吸、心電図、血中酸素濃度など
  を計測しながら、最新の超音波機器を
  用いて歯石除去を行っています。
  (右写真)

Q 歯石を除去したのに、また歯石がついてしまいました。
 ⇒A_歯石予防をしなければ、歯石は再
  度、蓄積します。

Q 費用はいくらですか?
 ⇒A_抜歯の本数やペットの状態等により異なりますので、獣医師にご確
  認ください。

『春は予防の季節(犬のオーナー様へ)』


桜が咲く頃になると、狂犬病予防接種、フィラリア、ノミやダニの駆虫など、さまざまな情報を耳にされることと思います。全て予防に関する事柄なのですが、戸惑われる方も多いのではないでしょうか。
いつから? いつまで? 何をする?
頭を悩ませる前に、内容を整理してみましょう。


種類

原因

投与時期・期間

予防方法

備考

狂犬病

ウイルス

4〜6月で1回

注射

接種義務(狂犬病予防法)
海外では毎年5万人が死亡。

フィラリア

内部寄生虫
(心臓付近に寄生)

5〜12月
35日毎に1回

内服薬
スポットオン

血液検査で寄生がないことを確認して、予防を開始。

ノミ・ダニ

外部寄生虫
(体表に寄生)

通年
毎月1回

内服薬
スポットオン

13℃程度で繁殖を始める。

混合ワクチン

ウイルス

初回接種終了後
毎年1回

注射

予防接種の義務はないが、重篤な病気を予防できる。



『ワクチンの同時接種について』


当院では、狂犬病ワクチンと混合ワクチンの同時接種は行っておりません。
二種類のワクチンの接種時期が重なる場合には、下記のいずれかの方法をとらせて頂いております。ただし、接種間隔についてはあくまで最低期間であり、より長く期間をあけられるほうが望ましいでしょう。

   ●狂犬病ワクチンを先に接種する
     狂犬病ワクチン接種日から2週間以上の期間をあければ、
     混合ワクチンを接種できます。

   ●混合ワクチンを先に接種する
     混合ワクチン接種日から1ヶ月以上の期間をあければ、
     狂犬病ワクチンを接種できます。



『狂犬病』


狂犬病とは

南極とオーストラリア大陸を除くほぼ全世界で、人・犬・猫・家畜・野生動物などのほ乳類全般に蔓延(まんえん)する致死率100%の人獣共通感染症であり、その被害は現在 毎年5万人以上の死亡が報告されている。また、動物に関してはその数倍に及ぶ死亡が推定されている。

人への感染

病獣の唾液から咬傷により感染し、犬・アライグマ・スカンク・キツネ・吸血コウモリなどが主な感染源とされている。

日本人では

2006年に二人の男性が海外で犬の咬傷から感染を受け、帰国後発症し死亡された。

日本国内では

1950年の「狂犬病予防法」施行以前より現在に至るまで、国(獣医師)の相当な検疫努力が続けられており、その結果WHOにより数少ない狂犬病清浄国として認められている。しかし近年義務化されているワクチンの接種率が50%未満に低下しているとの報告があり、国内感染の可能性が懸念されている。

予防方法は

人・動物共に感染前(暴露前)のワクチン接種によって予防は可能。日本では「狂犬病予防法」により、飼い犬の登録と毎年4月から6月の間に狂犬病ワクチンを予防接種することが義務づけられている。


「狂犬病」は予防法が確立されてはいるものの非常に恐ろしい人畜共通感染症です。日本では殆ど報道されませんが、過去ではなく現在の病気です。また、愛犬を予防することが人間を守ることに繋がります。愛犬家の皆様にはこの様なことを理解して頂き、狂犬病予防に積極的に取り組んで頂けます様お願いいたします。







『4月といえば・・・』


英国・豪州・ニュージーランド・ノルウェー・スウェーデン・アイスランド・アイルランド・ポルトガル・シンガポールそして日本、これらの国の共通点は何でしょう? 花見と酒盛りが盛んな国・・ではありません。「現在WHOが狂犬病清浄国として認めている国(10数カ国)」だそうです。
では アライグマ・スカンク・キツネ・吸血コウモリ・食虫コウモリそして犬、これらの共通点は?「人への狂犬病感染源である主な動物」が正解です。
ご存知の方は少なかったのではないでしょうか。この様な情報は、狂犬病に対して清浄国である事はその国の相当な検疫努力の結果である事や、清浄国以外では現在も毎年5万人以上の人とその数倍に及ぶ動物の死亡が推定されている事等の事実同様、残念ながら日本では殆ど報道されません。
皆様には「狂犬病は過去ではなく現在のものである」事、「愛犬を守ることが人間を守ることに繋がる」事を理解して頂き、今年も狂犬病の予防接種に参加して頂けます様お願い致します。

『ノミの薬・蚊の薬』


毎年この時期になるとよく耳にする言葉ですが、正しくはノミ駆除剤・フィラリア症予防剤と呼ばれる薬剤で様々な種類のものが市販されています。皆さん春先から定期的に投与する事はご存知のようですが、それぞれの薬について正確にご理解されている方は少ないようです。
両薬剤とも、犬用・猫用、内服(錠剤・散剤・チュアブル)・注射・外用(滴下型)、単剤・合剤 更には動物用医薬品の認可を受けていないもの(動物病院以外で販売されている)まで多種多様なものが存在し、その結果当然の事ながら誤用や副作用などのトラブルも報告されているのが現状です。
薬剤の選択基準としては安全性・利便性・コスト・投与の難易度等が挙げられますが、やはり安全性を第一に考えるべきでしょうし、選択した薬剤を適切に使用することは更に重要です。特に投与の期間については薬剤や飼育状況などにより差がありますので注意が必要です。ご自身の選択について再確認をお願い致します。

『玉葱 牛乳 葡萄』


「ネギ類」を犬や猫が食べられないことは皆さんよく御存知ですが、何故かはあまり知られていないようです。これはネギに含まれる成分により血液が壊され溶血性貧血を惹起するためです。壊れた血液の色素が尿に漏れ出し赤色尿も呈します。
完全栄養食品といわれる「牛乳」も摂取した量に見合った乳糖分解酵素を持っていないと消化できません。これを逆に利用し下剤として用いることも知られています。また高蛋白高カロリーであることも飲ませてはいけない一因です。
「ブドウ」を食べさせてはいけないことはあまり知られていないと思いますが、最近の研究で「ブドウ」特に「干しブドウ」を食べさせた動物群の腎不全の発生率が明らかに高いことが発表されました。
上記以外にもチョコレートやタバコ等のように、人の日常的な食品が動物に重篤な症状を惹き起すケースは多々見られます。やはり動物には動物の食餌、人と共通の食べ物はないと理解する事が重要です。


『異物の脅威』





「クンクン・ペロペロ・ガリガリ・ゴックン」・・犬や猫がよくする仕草です。皆さんもよくご存知で、注意されておられます。しかし最後の「ゴックン」についてはどうも認識が甘いようです。「こんな物食べない・・」「これは食べても・・」「いつもは食べない・・」「・・気が付かなかった」全て異物摂取をさせてしまった飼い主さんの言葉です。

ダルメシアンのD君、「最近食欲があまりないの、元気はあるので暫く様子を観ていたんだけれど・・」と お母さんに連れられて来院されたのは発症後10日程経過してから。検査の結果緊急手術となり、開腹してみたら腸管は何ヵ所も破れ内容物が腹腔内に漏れ出していました。そして中から出てきたのは何と他の犬のウンチ袋、これを縛っていた紐が消化管に穴を開けた元凶でした。結局2回の手術で70p程腸を切除して元気になりましたが、「今日は何か食べていないかしら」というお母さんの心配は暫く続きました。

皆様、努々(ゆめゆめ)自分の犬や猫を信じてはいけません。異物摂取に御用心!





 
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〒188-0003
西東京市北原町2-8-12
TEL:042-461-1610

 

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